思い込みで(略

牧原信夫上等兵の陣中日記
(11月22日)道路上には支那兵の死体、民衆および婦人の死体が見づらい様子で伸びていたのも可愛想である。
(11月28日)部落の十二、三家に出火すると、たちまち火は全村を包み、全くの火の海である。老人が二、三人いて可哀想だったが、命令だからしかたがない。次、次、と三部落を全焼さす。そのうえ、五、六名を射殺する。意気揚々とあがる。
(11月29日)武進は抗日、排日の根拠地であるため全町掃討し、老若男女をとわず全員銃殺す。

都城二十三連隊兵士陣中日記
(12月15日)近ごろ徒然なるままに罪も無い支那人を捕まえてきては生きたまま土葬にしたり、火の中に突き込んだり木片で叩き殺したり
(12月21日)今日もまた罪のないニヤを突き倒したり打ったりして半殺しにしたのを壕の中に入れて頭から火をつけてなぶり殺しにする。退屈まぎれにみなおもしろがってやるのである