アメリカからの輸出自体は制限品目になってたから、議会の承認なくても
大統領府がすでに蛇口は握ってたんだよね。あとはやっぱりアメリカ政府の
意向をオランダ亡命政府(1940年5月以降)が賛同するのは当然としても
いち民間企業にどのように強制(脅迫)したかというあたりだね。
オランダ企業だから日本に協力しないのはあたりまえ、みたいなマヌケな小説が
読みたいんじゃなくて、具体的にどのような法令で強迫したのか、あるいはインド
ネシア現地の設備を破壊されることに対してどのような補償が提示されたのか
あるいは提示されなかったのか、そのあたりが詰まれば、おおきなピースが
がっちり埋まるような感じがする。