<アメリカ合衆国第32代大統領 フランクリン・ルーズベルト>
第二次世界大戦後70年以上経って、近年、米国では機密外交文書や非公開だった元・大統領の
回顧録などが公開され、日本でも翻訳本が出版されている。それらに目を通すと、戦後、巷で
噂されて来たことが本当だった事例がけっこうある。
日本の真珠湾奇襲攻撃もその一例のようだ。

フランクリン・ルーズベルトはアメリカ合衆国第32代大統領に就任(1933年)すると、
すぐに共産国家ソビエト連邦を承認し、国交を樹立。第二次世界大戦ではスターリンと
手を結んで、ドイツ、日本を叩きつぶすことを決意。ソ連、中国に多額の軍事支援を
行なった。
 1940年、ルーズベルトは米国史上初の大統領三選を果たすが、それは「米国は、現在
進行中の独伊vs英仏ソの戦い、アジアの日本vs中英ソの戦いに参戦しない。」との公約
に基づくものだった。
 しかし、英仏首脳に米国参戦を密かに約束していたルーズベルトにとって、この公約を
覆して世論を参戦に向かわせ、ヨーロッパ、アジアの戦場に出兵するためには、敵からの
米本土攻撃のような何か特別の事件が起こる必要があった。そこで、彼の取った策略は
日本を追い詰めて先に手を出させることだった。・・・・・・・・