最大の戦犯は山本五十六である
一、帝国国防方針は、対米戦ではまずフィリピンを落とし、アメリカ海軍が日本近海(小笠原)
まで補給線が伸びたところで一大海戦で勝負を決するという伝統的作戦を放棄した。
一、戦前駐米武官として勤務しており米国の国力、奇襲攻撃をした場合のアメリカ人の反応を
誰よりも熟知していた。
一、戦いの前に敵に堂々と名乗り卑怯な攻撃をしないという気高い武士道精神に反している
一、半年は十分に戦えるとしながら半年後のビジョンは全く示していない。
一、生来の賭け事好きでいはば国民の命と引き換えに対米戦という大博打をやってしまった。
一、鎌倉武士以来、東郷大将までの指揮官先頭という伝統的戦いをせず、ミッドウェーでは
はるか後方にいた。
一、ミッドウェーで航空畑の山口多聞を最高指揮官とせず、飛行機に無知な水雷屋の南雲を指揮官に命じた。
一、真珠湾攻撃前夜、アメリカではリンドバーグがアメリカ各地でヨーロッパ戦に不介入を説いて回り
大多数の米国民が戦争反対であったにもかかわらず、スターリンを喜ばす南進論を遂行した。
一、リッペントロップによる日本海軍のウラジオストク攻撃を一顧だにせず無視し、
精強シベリア軍団のヨーロッパ移転を許した。
一、一かバチなら対ソ戦の方がまだ対米戦より見込みがあったが陸軍憎しで北進論を無視した。