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エボラ出血熱など1類感染症の病原体輸入方針 国立感染症研究所
毎日新聞 2019年5月30日 17時17分(最終更新 5月30日 17時17分)
ttps://mainichi.jp/articles/20190530/k00/00m/040/164000c

 国立感染症研究所は30日、エボラ出血熱など危険性が特に高い感染症の発生に備えるため、海外の研究機関から5種類の病気の原因ウイルスを輸入し、感染研村山庁舎(東京都武蔵村山市)で保管する方針を固めた。
 2020年東京五輪・パラリンピックに備え、今夏にも輸入する。

 輸入するのは、感染症法で最も危険性が高い「1類」に指定された、エボラ出血熱▽クリミア・コンゴ出血熱▽南米出血熱▽マールブルグ病▽ラッサ熱――の五つの感染症の病原体。
 これらの病原体は同法で原則所持、輸入が禁止されているが、バイオセーフティーレベル(BSL)4施設では保管できる。
 BSL4施設には、国内では感染研村山庁舎だけが指定されている。

 病原体を輸入すれば、感染が疑われる人が出た場合に、現在よりも正確で迅速な検査が可能になる。
 さらに、これまでできなかった患者の回復状況を確認できる。同法に基づき、感染研は厚生労働相の輸入指定を受ける。

 昨年11月にあった協議会では、輸入計画を表明したが、地元の反対が強く、意見はまとまらなかった。
 その後、説明会や見学会などを実施し「住民の一定の理解を得られた」と判断した。