ヘビメタの人気者が咽頭がんに
米の人気ヘビー・メタル・バンド「メガデス」のフロントマン、デイヴ・ムステイン(57)が17日、咽頭がんと診断され、治療を開始したことをHPなどで報告した。
ムステインは、ヘビメタで世界で最も成功を収めたとされる「メタリカ」に81年に加入も素行不良を理由に83年解雇。これを受け、同年、自身がリーダーとなるメガデスをL.A.で立ち上げた。
「喉頭がんと診断されました。私は以前にも越えなければいけない障害に直面しました。 私は主治医と密に話し合い、彼らは90%の成功率を持っていると感じる治療プランを立ててくれました。
治療はすでに始まっています」と報告。これに伴い、ツアーをキャンセルすることも合わせて報告した。
家族、医師団、バンド仲間、トレーナーらチーム全体に感謝の思いを伝えたうえで、「みんなに投稿するからね。また、近いうちにお会いしましょう」と約束して結んでいる。
文中の過去の障害は、02年に左手の橈骨(とうこつ)神経を痛めたことを指すと見られる。当時、脱退を表明したが理学療法で回復、04年から活動を再開した経緯がある。
同バンドはメタリカ、スレイヤー、アンスラックスと並ぶ「スラッシュメタル四天王」として知られる。アルバム「ディストピア」で、17年のグラミー賞で最優秀メタル・パフォーマンス部門賞を受賞した。
また、日本で活躍する米国人ギタリスト、マーティ・フリードマンは同バンドに1990年〜2000年まで在籍していた。