ハルフォードはこれぞジューダスプリーストという感じの曲は少なかった。おっ、プリーストっぽいねというレベル。それでも多くの人が拍手喝采となったのは、もちろん肝心の本家がジャギュデモ時代だったから。空白地帯を埋めてくれるだけで、これを待っていたぜ状態になった。求められているのは、プリーストっぽいねではなく、これぞプリーストという水準の曲。ハルフォードの一枚目でいえば、最後の方に入っていた運命の翼という曲。これはプリーストっぽいねというレベルからは頭ひとつ抜けていた。