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喜多川氏が「読書」そのものに焦点を当てたのはこれが初めてではないでしょうか。
(今までなかったのが不思議なくらい)
小説としても非常に感動しましたし、自己啓発としても素晴らしい内容でした。
ありきたりな「読書論」にならず、喜多川氏独自の読書論が展開されています。
その新しい視点は読んでいておもしろかったです。
本の中に本があるのが斬新でした。

本を読まない人だけでなく本を読む人にも参考になると思います。
かくいう私も本を読む方でしたが、この本を読んで、読書ともっと真剣に向き合おうと思うようになりました。
私も1000冊の自分を変える本に出会う旅を始めようと思います。

最後に喜多川氏が「スタートライン」で語っていた一文を引用させていただきます。

「いい本と出会っても、自分が何もしなければ、出会ってないのも同じだ。
いい本と出会ったら、必ず何か行動を起こして、
この本と出会ったから今の自分がある
という状態を作らなければならない。
そうしたときに初めて、君にとっての、その本の価値が決まる」