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221スイッチ総合スレで書いた序盤の世界設定 (アウアウウー Sab1-eUPV [106.161.115.143])2018/02/12(月) 15:33:45.87ID:4VRBf4Q8a
スカイリム地方には9つの要塞があって
(要塞は誤訳で、作中で要塞と書いてたら「藩」と読み替える方がわかりやすい)
9つの要塞(藩)にはそれぞれに首都的な街と首長がいて、首長たちの合議で一人の首長が「上級王」になる
スカイリムの要塞(藩)内の統治は首長の裁量が大きく、スカイリム全般の統治は首長たちが合議をしつつ上級王がイニシアチブを取る制度になっている

スカイリム自体はその南方のシロディール地域に帝都を構える「帝国」の領土になっているのだが
過去に帝国が南西のアルドメリ自治領を支配する組織「サルモール」と大戦争をして苦戦し、
なんとか和平を結んだが、その条件としてサルモールからの要求をいくつか飲む白金協定を結んだ。
その白金協定で結んだ要求の1つに「帝国支配領域内でタロス神の信仰を違法とする」というものがあった
帝国本土内ではタロスはいくつもの神のうちの一柱だがスカイリム主要民族のノルドにとっては大変人気のある神で
ノルドたちは帝国を助け必死に戦ったのにその見返りとしてタロス信仰禁止を受けたことで帝国へのヘイトが爆発した
(サルモールはそれを見越して白金協定内にひっそりとタロスの項目を入れていた)

そして9つの要塞(藩)のうちウインドヘルム首長のウルフリック・ストームクロークはサルモールへの憎悪もさることながら
弱腰な帝国からスカイリムを独立させることを目論み上級王トリグに決闘を挑み勝利した
古代の掟では上級王は公平な条件で首長に決闘を挑まれれば受けねばならず、決闘に敗れれば上級王の座を譲らねばならなかった

スカイリム内それぞれの首長は反乱軍ストームクロークに与する独立派と帝国派の真っ二つに分かれており
帝国派の上級王トリグが死ねばスカイリム中が血みどろの独立戦争の舞台となる

帝国の将軍テュリウスはウルフリックを上級王殺害犯として迅速に逮捕し
(決闘は古代「の」掟で古代「からの」掟ではないので現代での実効性は疑問符が付き、
本当に公平なルールで決闘したかすら不明であり、仮にそうだとしてもウルフリックに上級王の譲渡など認めるわけにはいかなかった)
なんとしても独立の芽を即座に摘んでスカイリムの情勢を安定化させサルモールへの対処をはかる必要があった
サルモールはハイエルフ至上主義の過激派で、ハイエルフでない帝国人やスカイリムのノルドも根絶するのが理想であり
内戦でスカイリムと帝国本土の両者が疲弊すればサルモールが笑うだけであった
近くで逮捕した馬泥棒や国境侵犯者など手早く処理してでもウルフリックを迅速に処刑したかった、そしてそれはうまくいくはずだったのだが…(OPに続く)

スカイリムのメインストーリークエストは人類に仇なすドラゴンに救世主として挑む話だが
その次に重要な内戦クエストは人類同士での争いに自分がどう関わるかの話で
作中で出会う人々が帝国とストームクロークのどちら派で内戦をどう思っているかを気にして遊ぶと楽しめる