さらに番組では、自民党憲法改正推進本部で本部長を務める船田氏にインタビューを行った。

集団的自衛権を容認したように憲法9条について解釈変更が可能なら、憲法18条の解釈も変更し徴兵制は実現できる
のではないかとの問いに、船田氏は「理屈で言うとそれは可能性はあると思いますね。あるけれども、それはやるかやらないか
の問題であって、徴兵制についてはやる必要もないし、やってはいけないという考え方は我が党としてはこれはもう
コンセンサスは十二分にあると思っています」と語った。

また、憲法18条の「苦役」について自民党幹事長の石破茂氏は「徴兵は苦役ではない」と発言している。番組インタビューで
「そういう考えの人が総理になっちゃったら、『苦役じゃないんだから徴兵はなんら現行憲法で問題ない』という解釈だといって、
徴兵をするということは論理的にはあり得るんじゃないですか?」と、質問した。

船田氏は「そういう意志があってやろうと思ったらできないことはないと思います」としながらも「それはそれをやろうとしたとき
にはこれは党内、大反対が起こります」と強調し、「私が自民党の憲法改正推進本部長であるかぎりは、それは許しません。
もしやるというなら私の首を切れと、必ず私はいいますね」と、断言してみせた。