占領憲法有效論
 ☆始原的(始から有效と認識)
  無限界説(百地章氏説、竹田恒泰氏説、谷田川氏、倉山滿氏、上念司氏?)
  革命有效説(八月革命説)
  承詔必謹説(保守の一部にあり)
  條約優位説
  正當説
 ☆後發的(始原的には無效たるを認識)
  追認(法定追認)有效説・瑕疵の治癒説(保守の一部にあり)
  時效有效説(八木秀次氏説)
  既成事實有效説(保守の一部にあり)
  定着有效説(保守の一部にあり)
占領憲法無效論
  舊無效説(小山常實氏説?・キて無效)
  失效説(菅原裕氏説・獨立時にキて失效)
  新無效説(南出喜久治氏説・媾和條約の限度にて占領憲法の效力を容認)

 憲法の效力論の立場とは之程數多存在する訣だが、有效論を唱へる側も己が何の論の孰の説に依據するや否やを明確にせねば固より議論にならぬ。
基本的に始原的と後發的との雙方に立場が跨がる縡は前提となる效力の考へ方が異なるがゆゑに論理として有得ぬ。