軍事学の知識が1940年代で止まってると見える。
細かい事を先に言うと、現代の軍(自衛隊も)は前線においてガソリンなんて
使わない。
戦車も戦闘機も駆逐艦も灯油か軽油だ。40年代はガソリンも使われてたが。

安保法制による後方支援活動は主に燃料弾薬等の供給。
現代の軍事的な供給はハブアンドスポークス方式を採っている。国内の生産者
から納品された物資等は最初に前線から離れた基地などに輸送される。これが
ハブ間の輸送。この基地から前線部隊に輸送されるのがスポーク。スポークの
輸送は前線の真っ只中に入るので、輸送部隊でありながら前線部隊と遜色ない
装備で構成される。
安保法制における後方支援はそういう事はやらない。「現に戦闘が行われて
いない現場」に活動が限定されている。「叩かれる」可能性のある場所には
行かないんだよ。必然的にハブ間輸送に限られる。
アフガン戦争時のインド洋洋上補給がその典型だ。内陸国のアフガンから遠く
離れた海の活動なら攻撃される心配がない。

では、戦闘現場から千キロ離れたインド洋で洋上補給している補給艦は
武力行使していると言えるだろうか?
攻撃しないしされないのならそれは武力行使でないとも言えるし、いや
間接的に関与してるとも言える。武力行使とは直ちに判断できないわけだ。