法廷は原告と被告を仲裁する場所だよ。これは歴史法学の知見。
「本来」をいうならちゃんと歴史に沿った議論をしてもらいたいね。

本来被害者に必要なのは報復と賠償。これが正しい整理。ただ
賠償により報復は柔軟に変化するという立場はローマ法が認める
ところであって、むしろそれは不正なのではないかという議論はある。
もう一つは東アジア的な統治原理であり、神に擬制される皇帝が
法をもって民衆を圧し、議論の余地なく処罰するスタイル。

いずれにせよ「被害者に必要なのは補償」などという議論は歴史上存在しません。