・風潮や多数派かどうかで死刑の有無を決めるのは安易
同意。
賛成派が多いから死刑が必要なのではなく、抑止力や被害者遺族心情など
様々な理由から必要。

・被害者側に、懲役の方が死刑より苦しいという事例が
 あることを伝えた上で、死刑を求刑するかどうかを聞き、それを重視する
被害者遺族が存在しない場合もあること、加害者側の関係者からの脅迫等で被害者遺族側の意見を通させてしまう危険がある事、法の元の平等等から考えると危険。
被害者側の心情を無視する事はないが、重視は出来ない。

・安楽死を導入して、ただ死にたかっただけの者を減らす
別問題。
そもそも、拡大自殺の根底は社会からの逃避にあるので、死刑の存在とは無関係。
死刑廃止国や安楽死を認めている国でも、同様の事件は起きる。

・冤罪の可能性を極力避けるため、現行犯のみを死刑可能にする
現代の科学捜査は確実性が高い。
勿論、いまだ自白の強要が横行する以上、自白のみは話にならないが、状況証拠のみでもDNA鑑定等で確実性があるのなら、適応すべきだろう。
逃げ得が通じるようでは法として不完全。