1、結論。再生可能エネの推進は、本来は十分安価に移行可能。

電力価格上昇は、再生可能エネが理由ではなく、電力大手の経営手法が理由。


再生可能エネの市場売却価格は、市場価格が再生可能エネ自身の量によって低く抑えられているため、15.7億ユーロに留まる。

サーチャージ負担(79億−15.7億ユーロ)の2倍近い利益を叩き出す2社は、電力仕入れ価格が低減しているのに電気料金の低下を消費者に回さないため。

ドイツ・電力大手4社のうち2社の上半期決算について。2つのメディアからの数字。

まずは自然エネ推進派から。E.ON社、RWE社の2社は上半期に117億ユーロの特大黒字(EBITA)。

再生可能エネの上半期のFIT買取り総額79億ユーロを軽く上回る。


2、脱原発にも関わらず、ドイツの電気(卸値)は2011年にEUの平均価格より安くなった。

理由:再生可能エネルギーの躍進。

Eurostat(欧州連合統計局)の情報が興味深い。

h ttp://epp.eurostat.ec.europa.eu/tgm/table.do?tab=table&plugin=1&language=en&pcode=ten00114