プラズマクラスターやナノイーなど、各社からマイナスイオンを放出する空気清浄機が売り出されていますが、
その危険性を指摘する声が少なくなりません。(危険だという断定もできませんが)
高圧放電によりマイナスイオンを作る際、オゾンを多く発生させています。
オゾンとは強力な酸化作用のある活性酸素の一種です。

メーカーの言い分では人間が吸っても問題ないとしていますが、
強力な酸化作用のある気体を室内に充満させることは、それを吸う人体の肺胞の細胞表面を強力に酸化させることでもあり、アメリカ政府は危険性があるとしています。
ソース 米国連邦環境保護庁(USEPA)のホームページ
http://www.epa.gov/iaq/pubs/ozonegen.html
オゾンの ヒトに対する健康影響基準
http://www.k-ozone.org/wp-content/uploads/2012/07/No16.pdf

強力な酸化物質を吸うことは、タバコの煙を吸うことと同じであり、COPDの原因になっている可能性も疑われます。
赤ちゃんや老人、肺関連の疾患(肺炎や喘息など)のある人はとくに要注意であり、もっとメーカーは慎重になるべきです。
タバコのように健康を損なう恐れがあるという表記を義務付けるべきですし、人がいないときにだけ使うように説明書に書くべきです。
マスコミも電機メーカーからの広告費減少をおそれて積極的に報道していないせいか、このことが全然知られておらず、
今日も酸化作用のある気体をたくさん放出して吸っている家庭がたくさんあります。

イオン放出関連の空気清浄機を使う人は上記を注意して使ってください。外出中や夜中に別の部屋でだけイオンはONにするなどしたほうがいいと思います。
オゾンの消臭効果は体感できると思うので、一時的な臭い消しとして使うなどもOKですが、人体が直接吸うのは避けたほうがいいものと思われます。