東芝は21日、不正会計問題の責任を取り、田中久雄社長、佐々木則夫副会長、
西田厚聡相談役の歴代3社長が辞任すると発表した。
副社長ら取締役も含め、合計9人が辞任する。後任の社長については、
室町正志会長が22日から暫定的に兼任する。
 新たな経営陣は8月中旬に公表する見通し。不正会計問題で発表を延期していた2015年3月期決算は、8月31日公表予定とした。
 また、再発防止に向けては、社外取締役4人と専門家で構成する経営刷新委員会を設置。
監査委員会の委員長にも社外取締役を選定したと発表した。
 不正会計問題を調査していた第三者委員会(委員長・上田広一元東京高検検事長)は20日まとめた調査報告書で、
「経営トップらが意図的な利益のかさ上げを認識しながら、中止や是正を指示しなかった」などと、
不正会計への経営陣の関与を認定。西田相談役を含む歴代3社長が「チャレンジ」と称して過大な収益目標を課し、
事業部門に達成を強く迫ったと指摘した。
 利益のかさ上げはインフラ、半導体、パソコンなど主要事業で行われ、
税引き前利益の過大計上額は2008年4月〜14年12月に1562億円に達した。


歴代3社長が辞任=室町会長が社長兼任―東芝不正会計問題 (時事通信) - Yahoo!ニュース
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