小泉成器製のSAD-4935という5000円弱の安価なラジカセを買った。
こいつは間違いなく異端児だ。
何となくCDからテープに録音してみたらその音質にビックリして椅子から転げ落ちそうになった。
決して音質は良くないし音割れもしているが、ほかの安価なラジカセとは明らかに劣化の仕方が違う。
一般的な安価なラジカセはヒスノイズが乗って(これはSAD-4935も同じ)、高音が弱くなって柔らかい感じの音になるが、
SAD-4935で録音したテープはノーマルテープにもかかわらず高音の金属的な鋭さが維持されている。

東芝製の同価格帯のラジカセで録音したもの
https://dotup.org/uploda/dotup.org1383616.mp3

小泉成器製のSAD-4935で録音したもの
https://dotup.org/uploda/dotup.org1383617.mp3

使用テープはどちらも現行のマクセルUR。
安価なラジカセだったら東芝製のような音がほとんどの気がする。
ちなみに搭載しているヘッドは、両者ともに同じものだった…どうしてこんなに音が違うんだろう?