RYU氏レベルの歌を解説するには共鳴≠ノついての正しい理解の共有が必要なので、まずはその一助として以下の音源を上げる

@ナチュラルビブラート(正しい発声フォームの結果自然に生じる)
https://youtu.be/ZpU6H2EtjL

Aカラオケビブラート(半音ずつ音を意図的に連続上下させる)
https://youtu.be/ZcKDDd3S1JM

@は基礎のしっかりしたプロボーカルの音源で、典型的な腹式呼吸による歌唱。

もともと、汎用と高級のコンデンサーマイク音源を交互に再生して音質の差を比較した動画。
生声→エフェクト添加→ピアノ伴奏とミックス
の流れになっている。

声の線に息の流れが感じられ、自然なビブラートがついている。
これは喉を揺らしているのではなく、ジラーレと呼ばれる息の回転ができてくることで、自然に生じるものだ。

「小川のせせらぎ」「風車の回転」「気流」などに例えられる。

腹式の場合、まっすぐ出しても、息の凹凸が声にも出るため、揺れたり、ビートを打っているように聞こえる。


正しく出来ていれば、ビブラートが低い音域では柔らかく、高い音域ではこのような力強いビートを刻む。

@のようなビブラート唱法は人気が高く、スクール生徒からの要望は非常に高い。
特に日本人はきれいなビブラートにあこがれると言われている。