http://nakayama-racehorseowners.or.jp/main/captain/item/13968/10686

渡辺:調教技術やもっと広い意味で調教の施設や環境も含めて、海外と日本と比べた場合、どちらが上なのでしょうか?

藤澤:かなわないですよ、それは。

渡辺:海外の方が上ですか?

藤澤:それはかなわない。お金がすべてではないけれど、海外だとレースの賞金安いのに馬が強いのはそれだけタフだからで、
なんでそんな賞金が安い上にタフな馬がゴロゴロいるところに海外遠征をするのかなと思うこともありますよ。
それくらい海外の方が上。

渡辺:海外ではどういう調教をしているのでしょうか?

藤澤:田舎の牧草地のようなところでしてますよ。自然の中で起伏もたくさんあり、調教場所はすごくタフ。

渡辺:場所以外にも日本と比べて違うのは、どのようなところでしょうか?

藤澤:たとえばイギリスと比べてみても、馬を取り扱うということでは、イギリスの方が先進国だし歴史もある。
それにまず、馬を育てるのに長い時間かけていますよ。調教師さんも馬に対しては相当根気強い。
馬の気持ちを待ち続けるし、せかして競馬に持っていこうとするのではなく、仕上がるのを待つ。
それは今も圧倒的に日本と海外とでは違いますよ。