人気の少ない場所であったが、後に社台グループの発展と共に施設が拡張し、埋葬地
の真上に道路が敷設された。ガーサントを担当していた従業員がその事を吉田善哉に
問い質すと、吉田は「みんな元気に働いている、社台もよくやっているなって、人や
車が通るたびにガーサントが喜んでいる」といなしたという。 後年、吉田は同じく
功労馬であるディクタスの墓を建てては、という意見に対し「種馬も繁殖牝馬もその
他の馬も、皆なにがしか役に立っている。特定の馬のために墓を建てることはしない。
ガーサントにもしなかったのだから」と語った。