【シャンティイ(フランス)26日=太田尚樹】現地フランスの騎手&調教師による“大激論”だ。
<1>エネイブル(牝3、英国)は絶対か? <2>サトノダイヤモンド(牡4、池江)は巻き返せるか? 
<3>自身の勝算は? 3つの質問を今年の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月1日=仏シャンティイ)にも騎乗、出走する名手や名伯楽に直撃取材。耳寄りな見解が続出した。馬券のヒントも見つかるはず!?

<エネイブルは絶対?>

 ▼肯定派

 ・ブドー騎手(昨年仏リーディング)レベルが違う。馬場が良くても悪くても勝っている。
あえて他の馬を挙げるなら、常に力を出し切れるユリシーズと、昨年3着で力もつけたオーダーオブセントジョージかな。

 ・モッセ騎手(キングジョージで対戦)今年の世界NO・1牝馬。倒すのは難しい。エンジンがでかくてポテンシャルが高い。

 ・ギュイヨン騎手 エネイブルはアンタッチャブル(手が届かない存在)。

 ▼疑問派

 ・ラフォンパリアス師(12年ソレミアでV)今年は、ずっと使い詰め。余力が残ってるかどうか。(同厩舎で回避した)クラックスマンの方が怖いと思っていた。

 ・C・デムーロ騎手(今年の仏2冠を制覇)強いて言えばだけど、先行でしか競馬をしてない。
多頭数で位置取りがうまくいかなかった時にどうか。A・オブライエン厩舎が多頭出しで何か策を考えてきそう。