−:牡馬でもロードカナロア産駒の
ステルヴィオ(牡3、美浦・木村厩舎)がスプリングS
を勝ちました。朝日杯フューチュリティS(2着)よりも
前めのポジションにつけて差し切るレースで、
皐月賞に向けて収穫の多かったと思いますが、
レースを振り返っていかがですか?

木:課題のスタートもまずまず決めて、ここ2走よりもいいポジションで道中運ぶことができました。
終いの伸びもこの馬本来のものでしたし、
さらに頭数の増える皐月賞に向けて視界の広がる
レースぶりだったと思います。

−:アーモンドアイの母フサイチパンドラは
気性が荒かったという話がありましたが、
ステルヴィオもキングカメハメハ産駒である
半兄ボルゲーゼは気性が難しかったと記憶しています。
最初から気性面を考えて調教をされていたのでしょうか?

木:特に意識して接しているわけではありません。
フサイチパンドラの仔は今回初めて関東に所属しているので比較がつきませんし、
ステルヴィオに関してもボルゲーゼの弟だからといって特別なことはしていません。
ロードカナロア自身にも携わっていないのでどういう馬だったのかは分かりませんが、
ステルヴィオに関しては初めて天栄に来た時から順応性が高く、扱いやすい馬でしたよ。
普段の馬場入りの際や、レース当日のパドックでは少し気持ちの高ぶりが見られますが、
走りだせば折り合いもつきますし、
現状気性面に関しては問題ないと思っています。

https://keibalab.jp/column/interview/1778/