障害王オジュウチョウサン(牡7・和田郎)が12・23有馬記念に向けて進軍する。土曜福島9R開成山特別(500万下=芝2600メートル・12頭)を3馬身差で快勝。平地初勝利を飾ったことで平地重賞登録の資格を得た。

 今後は“二刀流”ではなく平地一本で暮れの大一番を目指すことを長山尚義オーナー(73)は明言した。

「今日だけの走りではメンバーが強くなってどうかと思いますが、レースが上手だし、良馬場ならもっと走りそうな感じがした」と武豊は秘める可能性を伝えた。

 ジャンプグレード制導入後、障害GIを勝った馬が平地を勝利したのは史上初。有馬記念はファン投票(上位10頭は優先出走)で出走の可能性大だが、まずは新たな歴史を刻んだ同馬の次走が気になるところだ。