日本では動物用のイプラトロピウムがあまり市場に流通していないので、当時JRAは禁止薬物に指定していなかった。

しかし2007年1月に行われた全国の競馬主催者で構成される「禁止薬物に関する連絡協議会」で、JRA馬事部の伊藤幹(もとき)副長は「イプラトロピウムは競走能力に影響を及ぼす明らかな禁止薬物である」という見解を述べ、
また「これまで日本では使われていなかったが、今後使われる危険性が非常に高い」と判断した事を発表し、2008年1月から日本でもイプラトロピウムが禁止薬物に指定される見込みであると発言した[6]。