ツイッター上にはこのようなコメントがあった。
「パリロンシャン競馬場に着いてすぐに入場料35ユーロ(約4,550円)のアークガーデンズに行きましたが何も見えないので、50ユーロ(約6,500円)支払って席種をアップグレードしました。
食べ物を購入するために2つの列に並びましたが、"売切れ"と言われるだけでした。40分並んで買えたのは欲しかったホットドックではなくチーズサンドイッチでした」。
 馬券については、「PMUの窓口は全然足りていません。以前は中央ホールに100ほどの窓口があったのに、今では10ぐらいしかありません。私は発売端末を操作できますが、できない人も沢山います」
というコメントが見られた。
 さらには、「新しいグランドスタンドは綺麗で、案内がうまく表示されています。それに最高に素晴らしいパドックも健在です。1つ否定的な点を挙げるとすれば、飲食物の提供です。
チェルトナム競馬場でまだ第2レースが終わったところなのにハンバーガーが売り切れている様子を想像してみてください!」というコメントもある。
 PMUの発売金は実際のところ、1年前のシャンティイ競馬場での凱旋門賞開催日に比べ、全レースで見ても(11.5%増)、凱旋門賞だけで見ても(7.4%増)大幅に増加した。
もっと増えたかもしれないが、馬券購入のために行列することを諦めた人が多かった。
アレックス・ドノヒュー(Alex Donohue)氏はフランスギャロに一筋の光明を与えた。
「"今年の凱旋門賞開催日は長い列に並ばなければならず楽しくなかった"という多くの意見に賛成します。しかし、彼らにもう一度チャンスを与えたいと思います。
なぜなら、適切に運営されれば、英国で最高の競馬イベントに匹敵するかそれを超えるものになると思うからです」。
 「このように改装直後に生じた問題で、驚くほど色彩豊かな凱旋門賞開催日を台無しにしたくはありません」。
 不満げな英国とアイルランドの競馬ファンが来年戻って来ないとすれば、パリロンシャンの失敗はITVにとっては有利となる。
ITVは、今年の凱旋門賞の視聴率はエネイブルとシーオブクラス(Sea Of Class)の対決のおかげで堅調だったと報告した。
 ITVでの2018年凱旋門賞の視聴者は91万1,000人に達し、2017年の82万9,000人よりも9%増加した。
http://www.jairs.jp/sp/contents/newsprot/2018/39/2.html