武豊が「ルメールの特別な2018年」を語る。
「不滅の大記録」年間最多212勝"消滅"目前の天才が語ったレジェンドの矜持
https://biz-journal.jp/gj/2018/12/post_8970_2.html

今年の競馬界の「主役」は、間違いなくC.ルメール騎手だった。『スポーツ報知』のインタビューに、自己最多勝記録を更新した2018年を振り返ったフランス人騎手にはまだ、前人未到の大記録更新の可能性が残されている。

「――破ってほしくない? それはありません」

 44億円を超える年間獲得賞金、そして年間最多212勝。競馬界の顔役として、そして「レジェンド」としての象徴といえる大記録更新が目前に迫っている武豊騎手が綴った言葉は、これまで通りあくまで前向きなものだった。

「プロ野球でいえば4割打者にも匹敵するこの数字が、いかにすごい数字で、いかに大変なことか、それが分かるだけに、どれだけ"おめでとう!"と言っても足りません」

 詳細は本コラムを読んで頂きたいが、競馬史上ただ2人だけとなる年間200勝を超える偉大さを知っているからこそ、現在のルメール騎手の快進撃をそう称える武豊騎手。
記録更新を大歓迎しており、むしろ「もし、いつまでも破られないとすれば、競馬に未来はありません」とまで言い切っている。