【大阪杯2019 有力本命馬情報】
【キセキ】
17年の菊花賞優勝後は不振だった.毎日王冠で先行、天皇賞(秋)から逃げのスタイルを確立して、衝撃のレコード決着となったジャパンCで逃げて2着に入り、潜在能力の高いことを示した。
有馬記念は下半期4走目で前走ジャパンCの速い時計、さらに14番の枠順を考慮すれば仕方のない結果。リフレッシュ休養で疲労も回復、久々は苦にしないタイプ。阪神内回りなら天皇賞(秋)、ジャパンCよりも逃げ切れる確率は高くなる。

【ワグネリアン】
昨年のダービーを制覇。神戸新聞杯を完勝、その後は疲れが抜けきれず休養に入った。6カ月半ぶりの実戦を、ダービー馬の底力でG1馬が7頭をねじ伏せることができるか注目される。直線が長い広いコースでの瞬発力勝負に強い。大阪杯は小回りのG1レース。
17年はダービー馬マカヒキが2番人気4着、18年はジャパンC勝ち馬シュヴァルグランが4番人気13着と、東京2400mのG1レース勝ち馬は苦戦が続いている。阪神内回りで器用に立ち回れるかが鍵になる。

【ブラストワンピース】
昨年は天皇賞(秋)を制覇した古馬のレイデオロを退け、グランプリ有馬記念を制覇。直線が長いコースで差し、直線が短い内回りコースでで好位で先行できる、優れた自在性がある。GI昇格後の17年の決着時計は1分58秒9で、2018年が1分58秒2。高い自在性があり、よりスピードが求められる傾向が強くなった大阪杯への対応力に懸念はない。

【ステルヴィオ】
昨年マイルチャンピオンSを制覇。
2017年7番人気2着のステファノスは富士S(東京芝1600m)、2018年6番人気2着のペルシアンナイトはマイルCSと、マイル重賞を優勝した実績があった。G1に昇格してメンバーレベルが上がったことで、マイル重賞での実績馬が活躍が目立ち始めた。内回りの中山記念で中団からメンバー中最速上がり33秒5の末脚で2着に入賞して内回りにも対応できたことで大阪杯を勝ち負けできるめどが立った。

【ペルシアンナイト】
17年マイルチャンピオンS優勝、18年2着、昨年大阪杯はマイルのスピード能力を発揮して2着。G1なので間隔が詰まったり、休み明けよりローテーション的に大阪杯G1昇格後は、金鯱賞をステップ参戦馬が好成績を残している。叩き良化型で休み明け2走目での勝利が多く、金鯱賞を使われた今回は、G1馬の実力を発揮できると思われる。