名牝ウィンクスに敬意を表してランドウィック競馬場に新たなスタンドが建設されることが発表された。
これにより、後世の人々は同馬の偉業を知ることになるだろう。

 "ウィンクス・スタンド"は、ランドウィック競馬場のレジャーローン(芝地エリア)に建てられる。
大規模な競馬開催日には、このスタンドに約5,000人の観客を収容できる。
また、オーストラリアンターフクラブ(Australian Turf Club:ATC)は年間を通じて競馬開催外のイベント、すなわち会議・見本市・展覧会・大学の活動などに、このスタンドを利用する。

 現在、この計画の最終承認が待たれている。ATCは2020年のジ・エベレスト(芝1200m)の施行日に、一般に向けてこのスタンドをオープンすることを目指している。

 このスタンド建設は、ATCとレーシングNSW(Racing New South Wales)の共同計画であり、ランドウィック基金(Randwick Capital Fund)から資金提供される。

 ウィンクスは現役時代、ランドウィック競馬場で20勝を挙げた。
その中にはクイーンエリザベスS(G1)3連勝、チッピングノートンS(G1)4連勝、ジョージメインS(G1)3勝、2016年ドンカスターマイル(G1)優勝、2015年エプソムH(G1)優勝が含まれる。

 ウィンクスの現役最後のレースとなったクイーンエリザベスS(4月13日)では、ランドウィック競馬場の入場券は完売となり、現代において最多の4万3,833人の入場者が集まった。

 ATCは、ウィンクスが拠点としていたローズヒル競馬場にその銅像を建てることも計画している。
https://www.jairs.jp/sp/contents/newsprot/2019/19/2.html
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