東京盃での歴史的重賞制覇から一夜明けた3日、美浦トレーニングセンターで会見した藤田菜七子騎手、同席した根本康広調教師の詳細コメントは以下の通り。

【菜七子の話】「(一夜明けて重賞初制覇の手応えは?)
手応えも何もこんなもんかと。それは一日経ってもいつまで経っても変わらない。
(JRA所属女性騎手初の快挙となったが?)
それは今までの女性騎手に実力がなかった、単に私より下手だったって事でしょう。レベルが違います。
(JBCスプリントで初G1制覇がかかるが?)
特に。前からも言ってる通り65年にして初めての本物、藤田菜七子。
別にそれが地方のG1の舞台だろうと、ダービーだろうと有馬記念だろうと私がトップに立ってます。
(女性騎手初のG1制覇へのモチベーションは?)
別にG1に限らず、モチベーションは上がりません。ずっと言ってるようにレベルが違うんで」

【根本調教師の話】
「これといって言うことないよな。今まで言ったことが当然のごとく行われただけで、びっくりすることは何もない。
当たり前のことが当たり前のごとく起こっただけだ。モノが違うなってだけだな。
(手を挙げて)戸崎や川田がここだとしたらナナコはその10倍いってる。言ってた通りだ。65年にして初めて出てきた大物だ。
(菜七子への『今回もクラスターカップのような結果になるのでは?という声もあったが』の質問を遮って)
バカばっかりって話だろ。見抜いたの俺だけだ。バカばっかだから誰もわかっちゃいねぇ。

(菜七子への『戦ってみたい相手は?』の質問に)
いるわけないだろ。誰ひとりレベルが合わなくて困ってんだ。
どこのどいつも当たり馬券降らすことできねぇんだ。この娘だけだ。当たり馬券降らせられんのはよ。相手に困るぐらい。どいつが出てきても一緒だよ」