「ちょっと太っていたけど」ばん馬がレース直前に競馬場内で出産…自然交配か

北海道帯広市の帯広競馬場で開催されている「ばんえい競馬」で、牝馬ひんば(3歳)が競馬場内で出産し、17日の出走が取り消されていたことがわかった。競走馬の出産は同競馬場では初めて。地方競馬全国協会によると、地方競馬では1999年に船橋競馬場(千葉県)で3歳馬が出産している。
 帯広市ばんえい振興課などによると、タケノセーイコーは、15日午後8時頃〜16日午前3時頃に馬房で出産した。今月3日のデビュー戦はゴールできず、17日は2回目のレースだった。馬主の牧場で自然交配したとみられ、初産のため腹があまり大きくならず、気づかれなかった。子馬とともに元気だという。谷あゆみ調教師は「ちょっと太ってはいたが、分からなかった」と驚いている。