◆「切れ増した」〔13〕アオイゴールド
赤松賞3着馬は美浦坂路を4ハロン79秒9で駆け上がったあと、南Bコースを流した。枠順は現コースとなった2006年以降で最多タイ3勝を挙げる〔7〕枠(13)番に決定。和田雄調教師は「スタートはそれほど速い方じゃないので、もまれない枠はいいですね。落ち着きがあるし、調教でも切れが増してきました」と上位進出を狙う。

◆外めで良かった〔14)ポールネイロン
ききょうSを逃げ切った無敗馬は〔7〕枠(14)番。これまで1頭も勝ち馬が出ておらず、現コースでも5着が最高の枠に決まった。岡助手は「二の脚は速いけど、スタートはそこまで速くない。内で包まれないように、多少、外めの方で良かったと思います」と語った。

◆上積みあります〔15〕エイシンヒテン
逃げて連勝中のエイシンヒカリ産駒は、2007年にトールポピーが勝った〔7〕枠(15)番。渡辺調教師は「控えても競馬はできる馬ですからね。この枠なら好位からになるかな。体重が増えているのはいいし、上積みもあります」と好調を伝えた。

◆枠はどこでも〔17〕フラリオ
ききょうSの2着馬は過去に勝ち馬が出ていない〔8〕枠(17)番になった。武幸調教師は「自在性があるので、枠はどこでもよかった。ジョッキーがうまく乗ってくれるでしょう」と浜中騎手の腕に期待する。

◆「よっしゃー!」〔18〕メイケイエール
デビュー3連勝のミッキーアイル産駒は2009年にアパパネが勝った〔8〕枠(18)番。大外枠ながら武英調教師の第一声は「よっしゃー!!」だった。「ゴチャゴチャしてけんかしっ放しになるのは嫌だった。けんかせずにスッと前につけられそうだし、ここならジョッキーも嫌なイメージはないんじゃないかな」とうなずいた。とご満悦だった。