スズカは明らかに一流馬が備え持つ底力に欠けていた。当時の競馬をリアルタイムで見ていた者ならこれは異論はないはず。

ハンデ重賞だろうがドバイだろうがどんな相手でもいつも5、6着に来ている印象が強くて、力はあるんだけど勝ちきれない典型的なタイプ。尤も主戦の芹沢によると乗りづらい面があったようだから、気性にも問題があったんだろう。

個人的には好きな馬だったので、大きなところを獲らせてあげたかったなあ。馬格も良かったので、ダイナガリバーの血を繋いでほしかったよね。