――松島氏はエイダン・オブライエン調教師やクールモアグループとどんな間柄なのか?
 「オブライエン厩舎にはブルーム、ジャパンの他にも3頭を預託していますが、レースを使うたびにしっかり報告をしてくれます。世界的に有名な調教師で、こちらが恐縮するくらい実に誠実な方。クールモアとも円満な関係を築けている自負があります。凱旋門賞ウイークにこんなことがありました。アンドレ・ファーブル厩舎に立ち寄った時に、活躍している2歳馬を馬房から出してくれて共同所有を持ちかけられる話がありました。帰国後に、所有するクールモアから電話があり、あの2歳馬は短距離だけどいいのか?マツシマが狙っているのは凱旋門賞だろう、と。普通は売る側がこんなことを言わないじゃないですか。私のことも本気で考えてくれているのだな、と思うとありがたい気持ちになりました」