―やりましたね
 今村「うれしいです。チャンスある馬に乗せていただいたのもありますし、馬は最高の状態で仕上げてきていただいたので、あとは人間がどう馬をアプローチするかというのが鍵となっていたので、馬の力を信じて自信を持って乗れたのが良かったと思います」

 ―重賞初挑戦のプレッシャー、緊張感は
 「私自身小さい頃から重賞、G1、大きなレースは見てきた舞台ですし、本当に逆の立場に立ってみると感慨深いものがあるのすが、走るのは馬なので、馬の邪魔をしないことが私のするべき事だと思って乗っていました」

 ―レース中の手応えは
 「今週の騎乗のラインアップを見ても、前めに先行力を生かした馬が多かったので、開幕週ということもありましたが、いろんな馬に乗って、勉強させてもらった中で最高の結果でこの馬と向き合えたと思います」

 ―レース中の気持ちは
 「冷静でした。走るのは馬だし、重賞だから、G1だからと人が気負っていても馬に余計なプレッシャーをかけるだけだと思っているので、同じ精神面で馬と向き合いました」

 ―直線は他馬の追随を許さなかった
 「モニター見たときにセーフティーリードではないかと思ったので、あとはハンドライドで追うことと、逃げ切る気持ちよさをしみじみと感じながら馬と人馬一体になれたのではないかと思います」

 ―大きな拍手がありました。今後の抱負を
 「私はいつもジョッキーが勝たれたら拍手をしている立場だったので、こうやってたくさんの人に喜んでいただけることは、うれしです。私自身、デビューしたときからたくさんの人に、夢と希望と、そして感動を与えるレースをお送りしたいと言っていたので、少しでもお客さんにそういったサービスができたのなら私は光栄です」