そんな中、終始後方のまま、見せ場なく敗れ去ったのがディヴィーナ(友道)。G1・2勝牝馬のヴィルシーナの仔として、佐々木主浩オーナーの期待を背負って2度目の重賞出走は、前走ヴィクトリアMに続き武豊騎手とのコンビだった。

 『うまスクエア』の予想コラムには、佐々木オーナーの愛馬への意気込みが綴られていた。

「ソダシとはコンマ7秒差」と前走の奮闘を記した佐々木オーナー。「2着馬とはコンマ4秒差ならG3の今回は上位争いできるはず」と、前走の内容から、今回のメンバー相手なら十分勝負になるという読みを披露。

 ファンからの期待も小さくなかった。リアアメリアやザダルといった重賞勝ち馬を上回る5番人気に支持されていた。

 稍重と発表された馬場にも、佐々木オーナーは「少ないキャリアの割に道悪の経験は豊富なので稍重程度なら問題なくこなしてくれるでしょう」と期待を膨らませていたほどだ。

 更に「ジョッキーもわざわざ札幌から駆けつけてくれるので、今後に向けてどんな走りを見せてくれるか、非常に楽しみにしています!」というコメントからも、武騎手の新潟出張に対する期待感も伺えた。

「ヴィクトリアMが思った以上に好内容。デアリングタクトやアカイイトとも差のない競馬でしたからね。武騎手が北海道からわざわざ新潟に駆け付けましたが、それも推す材料になったと思います。
ところが、肝心の武騎手の体が北海道仕様のままだったのかもしれません。この日は最高気温が30度に届かず、8月としては低め。それでも湿度は午前中から高く、北の大地に慣れ切った武騎手の体には少々酷だったのかもしれません」

 武騎手は日記に「日曜は新潟に出て行きます」と記載。「関屋記念のディヴィーナがお目当て」と名指しで期待をかけていたが……。

 最大の敗因は位置取りに尽きるが、直線は1頭だけ大外を回しての惨敗。いいところなく敗れたのは誤算としかいいようがないだろう。

 5鞍に騎乗した武騎手。9Rでファーンヒルを2着に導いたのが唯一の馬券圏内だった。

 快適な北海道にとどまっていた53歳にとって久々となる本州での騎乗で夏バテを起こした可能性はなかったか……。

ギャンブルジャーナルに夏負け爺さんとディスられててワロタw
( ´,_ゝ`)🤭
佐々木オーナーがっかり😖⤵🥺