ヤマニンゼストの複勝は1570円の配当がつき、武騎手の36年のキャリアでも重賞の中では最高額となった。二桁人気の穴馬に菊花賞権利をもたらした名手の騎乗に対し、SNSやネット掲示板では「まさに神騎乗!」「さすがの馬場読み」といった賛辞が寄せられた。

一方、そんなレースを複雑な心境で見ていたであろう人物が、ルーキーの鷲頭虎太騎手だ。

「鷲頭騎手に初勝利を与えてくれたのが、実はこのヤマニンゼストです。そのレースが馬にとっても初勝利で、そこから3戦はこのコンビが続きました。2戦目も勝利して連勝となりましたが、前走の藻岩山特別(2勝クラス・芝2000m)では、3番人気に支持されたものの、直線で大外を回すロスのある競馬で6着と敗れています。

特別戦であり、新人騎手の特典といえる斤量3kg減のルールが適用されない中で鞍上を任された一戦でしたから、鷲頭騎手としても期待に応えたかったところでしょう。巧みな進路取りで優先出走権を獲得した名手に、自身の力不足を痛感したかもしれません」(競馬誌ライター)

https://biz-journal.jp/gj/2022/09/post_319346.html

後進に道を譲る祐一と違って酷い話だな。。。