中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞するなど幸先の良いスタートを切ったが、この頃の騎乗は、他馬に危険がおよぶような粗雑な印象を周囲に与えるものであり、他の騎手からの評判は芳しくなかった
競走中に大きく斜行して後続馬の進路を塞ぎ、騎手が落馬する事態を引き起こし、開催4日間の
騎乗停止処分を受けた。この最中、他の騎手から洋一の騎乗についてたびたび苦情を受けていた栗田が、競馬会の採決委員に対し、騎乗の検証と、必要に応じて注意勧告を行うように依頼した。しかしパトロールフィルムを精査した結果、粗雑に見える騎乗は、ほとんどがぎりぎりの範囲ながら規則内に収められており、「勝利への最善を尽くしている現れであり、あとはモラルの問題」という結論に達し、注意は行われなかった。www