ナイスネイチャを大伯父に持つライスネイチャ(牡2歳、栗東・松永昌)が、9日の調教後に右膝を骨折したことが分かった。
同馬は13日の小倉6R(芝1200メートル)でデビュー予定だったが白紙に。「残念。話題にもなって楽しみにしていたんですど。(全治に)半年かかるというから、ギリギリですね」と松永昌師は説明した。
 今春この世を去ったナイスネイチャは、91年から3年連続有馬記念で3着に終わるなど個性派として愛され、“ウマ娘”での実装により令和のファンからも人気が高い。ライスネイチャは母オムスビから連想し、1文字違いの粋な馬名となった。
大伯父の主戦だった松永昌厩舎からデビューということで注目を集めていたが、ファンはもちろん、来年2月末で定年を迎える指揮官にとっても無念のアクシデントとなった。