>>369
そのラヴェルをギリギリゴール前で交わしたハーパーとドゥーラだけど、オークスの馬群構成は完全に分離した前方と後方とその真ん中にいるリバティとゴールデンハインドって形になってて
馬の能力に比して追走位置が前目になったゴールデンハインドは完全に垂れ、馬の能力に比して追走位置が後ろ目になったリバティは突き抜けた、と
その意味であのオークスで最もポジショニングで恵まれた馬はリバティだと思ってる
逆にあの縦長馬群でリバティより後ろの位置は馬の能力に比して後ろ過ぎだとも思う、チャレンジしてない乗り方だよね…特にルメールは8番手とリバティをマークする形、ペースを考えれば確実に2着狙いだったんじゃないかなと
(ワンチャン、リバティが脚を無くすことに賭けてたとしても)

ここで、ドゥーラの上がり3Fはリバティと0.1差だから、追込馬が出す上がりを中団から出せるという意味でリバティはあのメンバーの中では確かに抜けていたとは思う
ただ最速ラップが11秒を切るか切らないかなので中距離ならほぼ物理的な限界に近いスピードを出し切っていた中で
それでもラスト1Fにその惰力が残ってないというのは、ちょっと距離に不安があるのかなぁ、それとも使える脚が短いのかなぁ…って印象はあるの
普通は良馬場の府中であの程度の平均ラップなら最後に0.5秒くらいの加速を2段ぐらいしても明確に緩めない限り最速ラップに近いラップをもう1Fぐらいは出せるものだしね

もしこれが11.5-11.3-11.1とかならすげーロンスパ性能あるかもって、全然印象違うんだけどな…
ジワジワと加速するか一気に加速するかは馬によって特徴があって、そう簡単に変わらないものでもある
リバティの勝ち筋を考えるなら、やっぱりこのクイックな加速能力が生きる展開=馬群が固まっていてさほど早くないラップから一気に最速に達するような急加速で上がり差を生み出せる展開だと思うし
ただタイホがいるレースでそういう展開になるのはなかなか難しいよね、とも思う