唯一のまことの神と,その神がつかわされたイエス・キリスト 聖文から分かるように,父と子と聖霊が別個の御方であり,御三方が神であられることは明白な事実であると宣言します。
聖徒イエス・キリスト教会への関心はますます高まっています。 聖徒イエス・キリスト教会の信仰箇条は,最初に次の信条を伝えています。「わたしたちは,永遠の父なる神と,その御子イエス・キリストと,聖霊とを信じる。」2わたしたちは,一つの神会を構成するこの3人の聖なる御方が目的や手段,証,使命において一つであられると信じています。この御三方は人類家族を救うための方法,手段,献身の深さにおいても一つであり,神として憐あわれみと愛,正義と恵み,忍耐,赦し,そして贖いについて同じ思いをお持ちであると信じています。
私達の信仰によれば,この御三方が永遠にかかわる重要な事柄において,考え得る限りの全ての点について一致していらっしゃると言って間違いありません。 ですから,神,キリスト,聖霊に対する末日聖徒イエス・キリスト教会の概念が現代のキリスト教のそれとは異なるとする批判があったとしても,それは末日聖徒が持つキリストに対する概念や信仰についての議論にはなりません。新約聖書以降のキリスト教史に登場するものではなく,イエス御自身の教えに基づくものだと認めていることになるのです(的確に認めている,と言ってもいいでしょう)。ここで,新約聖書以降の歴史について説明すると理解しやすいかもしれません。
イエスは荘厳な栄光ある肉体をまとってすでに何度も地上に来られています。1820年の春,14歳の少年が森に入り祈りをささげました。ほとんどのキリスト教徒が今だに理解できずにいる,まさにこれらの教義の多くに関して疑問を抱いたからです。この少年がささげた心からの祈りはこたえられ,
御父と御子が肉体を持つ栄光ある存在として御姿を現されました。この日が,新約聖書に記されている主イエス・キリストの真の福音の回復と,アダムから今日まで続く預言者が教えてきた真理の回復の始まりを告げたのです。 「唯一のまことの神と,〔その神がつかわされた〕イエス・キリスト」20をすべての人が 知ることができますように。また,聖霊によってこの知識を得たならば,言葉だけでなく,実践によって神とイエス・キリストの教えに従い,真のクリスチャンとなることができますよう,イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン