電気街・秋葉原の近くにある「携帯市場 神田本店」の店内には、中古ガラケーが400台以上並ぶ。

 棚には1万9980円の商品も。2011年に発売された「SH―08C」だ。iPhone登場後に市場投入され、ガラケーなのに操作はタッチパネル式の異色機種。
しかし何より驚くのが、本体の裏側がヒノキ製であること。匂いをかぐと、今でもすがすがしい微香が鼻をくすぐる。

 09年にアニメ「エヴァンゲリオン」とコラボした「SH―06A NERV」も、1万7580円の値がついている。

 ただ、価格帯の中心は5千〜6千円。中古スマホと比べても、格段に安い。携帯会社と契約すれば、今でも通話やデータ通信ができる。

 棚を眺めると並んでいるのは「創意工夫の歴史」だ。

 二つ折りの本体の外側にも小さなディスプレーがついた「N901iS」(05年)や、音楽ケータイをうたい本体前面に再生や選曲ボタンがついた「F902iS」(06年)などを懐かしく思う人もいるだろう。



『なぜいま“中古ガラケー専門店”なのか 携帯市場に聞く』

携帯市場がガラケー(フィーチャーフォン)専門店をオープン。
依然としてユーザーからの強いニーズがあり、ビジネスマンやシニア層を中心に売れているというガラケー。
売れ筋の機種やサポートなどについても話を聞いた。
[田中聡,ITmedia]
http://www.itmedia.co.jp/mobile/spv/1712/08/news113.html