「5G」で導入される電波について解説します

今回実験が行われたのは「39GHz」周波数帯。
現在、4Gで使用している周波数帯は、NTTドコモのLTEで言えば1.7GHzや3.5GHz。携帯電話で最適な周波数とされるいわゆる「プラチナバンド」は1GHz以下の700〜900MHz帯だ。
これらと比べれば、39GHzがいかに高周波数かがわかるだろう。5Gではほかにも28GHzなどの周波数帯が導入される予定だが、今まで移動通信では利用されてこなかった高い周波数のため、研究や開発、実証実験が急がれているわけだ。

今まで移動通信で使っていた電波の周波数帯域がいっぱいで、今後IoTや自動運転等で爆発的な電波需要が拡大するのに対して、今までの周波数は拡張できないため、高い周波数に活路を見いだそうとしている。30GHzを超えるような
高い周波数は「ミリ波」と呼ばれ、この単語は今後、ICT関連ニュースなどで頻繁に目にするようになるだろう