二畳庵主人「漢文法基礎」復刊
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学術文庫
カンブンポウキソ
漢文法基礎
本当にわかる漢文入門
著者: 二畳庵主人
著者: 加地伸行
発行年月日:2010/10/12
サイズ:A6判
ページ数:604
ISBN:978-4-06-292018-6
定価(税込):1,733円
諭吉さんが、漢文読みで財を成した者は居ないなどと言い出したあたりから間違いが始まった。
そう言うあんたも漢文読んで育っただろう、みたいな。 まじ面白いねこの本
でもやっぱポルノ漢文読みたいなあ… 漢文スレなんでここで質問するけど、
古田島洋介氏も以前、漢文法研究の本を出してなかった?
アマゾンで調べても、最近の本しか出てこないんだけど。 >>>226
>寒いんだよカス(だから……はやく、お前の体であっためろよ、カス///) これを読む社会人と今の高校生の間には
学習意欲の上で大きなギャップを感じる そうじゃなくて
昔は高校生でもこれ読む意欲があったんでしょ?
という意味で言ったんだよ
漢文じゃないけど
常々今の高校生には学習意欲の欠如を感じてる
たたいても響かないという感じ 昔の高校生はただ目を通すだけの自己満で終わってた
書いてる方も自己満だがなw 昔ってどれくらいの昔を指しているの?
昔は文語文なんかに触れる機会が多かったから、漢文ってそれほど
努力しなくてもある程度読めたんじゃないの?
文語文がすらすら読めれば、後は簡単な句法を覚えるだけで、入試
には対応できるから。 >>239
>昔ってどれくらいの昔を指しているの?
この本のハードカバー版がZ会から出ていた頃を指したつもり
感覚的には今から20年くらい前を指したつもりだけど、
今の若い人とは「昔」の感覚が違うらしい
英語板で「昔」という言葉を使ったら、
若い人たちに「江戸時代ですか?」と笑われた経験がある ネットとかない時代の高校生は、通信添削と雑誌やラジオの投稿で世間と
繋がっておりました。毎月三回二畳庵を読んだのは、勉強が楽しくて
仕方のない年頃。本も静岡から取り寄せて読んだ子が多かったのじゃ
なかったかしら。 幸田露伴あたりをガンガン読ませて、あとは薄っぺらい漢文の本を一冊
やればそれで十分だと思うけどね、入試レベルなら。
もちろん東大レベルでも大丈夫。
元からそういうスレだったと思うけどw
それはさておき今も重版が続いていて、かつ一般人や高校生が手に取りやすい
漢文入門書が少ないのが問題なんだよなぁ。
そういう本は私立図書館レベルでは置いてないこともザラ。
この本は急に「知識ゼロだけど漢文を読んでみたい!」となった時に役立つような本の一つだと思う。 句形も載ってないし、説明は散漫
知識ゼロには向いてないだろ 高校生なら
「基礎からわかる漢文」(馬場武次郎/日栄社)
一冊で十分じゃないの?
あとは明治の文豪の文語文を沢山読ませる。
それで入試対策は問題ないち思うけど。 >>247
> あとは明治の文豪の文語文を沢山読ませる。
三流大乙
今時の受験生にそんな余裕はない なんで明治の文豪の文語文を沢山読ませるって書いたら、
三流大になるんだw?
そんなこと言ってるから三流大しか行けないんじゃない?
大体大学入試の漢文なんて明治時代の文豪の文章に句読点を
付けた程度のレベルだよ。基本的な句形さえ覚えれば、あと
は慣れ。慣れにはあの時代の文章を読むのが一番。
そんなこともわからないとは・・・
じゃあ、>>250の考える最高の入試対策は何なのかな?
教えてほしいね。 訂正
「明治時代の文豪の文章に句読点を付けた」
わかりにくいね、ごめん。
入試の漢文なんて書き下し文にしたら、明治時代の文豪程度の内容
だということ。
だからあの時代の文豪の文章に慣れれば、あとは句形さえ覚えてお
けば問題ないといいたかった。
入試の配分からみて他の科目やるべき
読んでも読まなくてもいいものを読ませて時間とらせて、ものになるかどうかも
わからないリスクをかけることはできない
読ませるではなく、すすめるならまだ良かったのにな 時間がなかったら、前述の「基礎からわかる漢文」一冊をやり、
あとは暇な時に幸田露伴の「努力論」(岩波文庫)あたりをスラスラ
理解できるようになるまで繰り返して読めばいい。
それで十分だろう。
そして大して時間はかからない。 文語文言ってるやつは、自分でそう勉強したわけじゃないし、
そのように教えたこともないんだろう 狩野直喜の「漢文研究法」はどうですか?
読んだことのある方いましたら、感想等教えていただけないでしょうか?
(~)
γ ´⌒`ヽ
{ii:i:i:i::i::i::i::i:i:iii}
{iii:i:i:i:i::i::i::i::i:i:i:ii} >>260 あれはね、漢書芸文志がああで隋書経籍志がこうで、っていうのからはじまって、
.|:::: ●) ●)| 目録学やって文献学やって類書の解説やってどの叢書が信用があって、どの集成が信頼できない、
.ヽ:::::::.....∀....ノ とかだから大学受験漢文の参考書にはならないよー
.(:::::::::::::)
.し─J 手元にありますが、でもー、これはやっぱ面白い本ですよ。
狩野先生でさえも、
『支那人は典故を多く使って書くが、これが四書程度なら何のことはない、骨を折らずにだれでもわかるが
これが五経になると、五経のどこから引っ張ってきてもじったものか理解するのはなかなかむずかしいもんだ』
と、こうおっしゃってらっしゃる。そこから類書の解説にぶわーっとはいっていく、という、そういう感じの本。
漢文研究法ね−。
懐かしい。
今取り出してみてるけど、なんで「之」「此」「是」が「これ」
と読まれるかなど、のめり込みたい人には面白いもの(p151)。
今ちょっと探したら、柳瀬喜代志「新しい漢文」と赤塚忠「研究漢文」が本棚から見つかった。
「研究漢文」は、大学で赤塚先生自身がテキストとして用いていた。
懐かしいなー。 つい最近復刊を知ったんだが、東京とその周辺で
まだ第1刷が置いてある書店はどこかにないかな。 >>264
参考書の1刷なんて何の価値も無いだろ。
どっちかというと誤植などが修正済みになる新しい刷りの方が価値が高い。 >>265
まさか、そんなこと分かってるでしょ。
目的は修正箇所と見た。
>>219
ある意味正論。漢文学習開始後の時間数から言えば、
今の大学で十八史略を読むのと昔の子供が読むのと同じ事だ。
>>270
そうか。そのコテ、このスレで少数のまともな人に見えるが
>>271
むしろコテだ何だと言う人にレスしなくていいよ
重要なのは内容だ 漢文がわかるってカッコいいですよね!
なんていうか、現代中国語や英語と違って実用性に欠けるところが
素敵だと思います。(皮肉じゃないです)
漢文・ラテン語・古典ギリシャ語といった死語の学習のなかにこそ
伝統的教養人の美学があるのだと思います。 >>275
>実用性に欠けるところが
>素敵だと思います。(皮肉じゃないです)
その認識は間違ってる。
漢文・ラテン語・古典ギリシャ語は「その原典が読める」という実用性
によって学ぶ価値が高い。
誰かの解釈で翻訳されたものしか読めないと、その解釈が正しいか
どうかを自分で判断することが出来ない。 >>276
>誰かの解釈で翻訳されたものしか読めないと、その解釈が正しいか
>どうかを自分で判断することが出来ない。
古典を妥当に読めること時代が、現代社会で経済的に実用性がないってことでしょ。
要するに食えないってこと。 >>277
そうやって「直接的に金を稼げるかどうか」のみを実用性というなら
日本においては英語でさえ"実用性"があるかどうか疑わしい。
ただ単に経文を唱えたりするような完全に実用性の無い行為とは
違って、漢文の知識は実際に活用する機会がある。 お前の理論だと経文を唱えることが実用性が無いというのは
おかしいな。
経文は唱えることによってその実用性がわかるからな。 >>279
オイラは非近代的価値を認めるのだが、
近代的価値の話に非近代的価値をすり込むのは文脈を外した屁理屈だと思うけどね。
漢文が分かる人なんてほとんどいないよ。
十三経注疏を教えていた、
「日本で漢文が読める有数の」先生も、
大学院一時間の講義のため、何時間も予習していた。
そういう世界。 >>285
ていうか、漢文は国語というククリでいいと思うよ。「外国語」じゃない。
漢文は東アジア共有の古典語だし、特に日本においては漢語が日本語と分かち
難いくらい有機的に融合しているし。
たしか英国・フランス・ドイツなどの国々でも、ラテン語・古典ギリシャ語は
外国語というスタンスで教えていないはず。特にフランスにおいては、古代
ローマ・ギリシャ文明の正当な継承者はフランス人だという自負があるから
ラテン語・古典ギリシャ語を「外国語」とは思ってないはず。
いや、
英文を「返り点を打って訳す」のが「日本人の外国語理解の正統的方法である」とか
言ってるところ
もうアホかと、バカかと 著者の英語についての考え方は、本書の読者にとってみれば
全く無視してよいと言って構わないほど、本の主旨に関係がない。 >>287
なるほど。そういうことか。
たしかに「返り点を打って訳す」のは漢文の読解には便利だけど、それを
現代の外国語学習に当てはめるのは愚行な気がする。
現代外国語の学習で「返り点を打って訳す」癖を付けちゃうとリスニングに
対応出来なくなっちゃうんだよね。 >>287
いや、実際の作業として英文に返り点を書き込むことはしないけれども、
英文読解の手順としては脳内で高速に返り点のような処理して日本語に
置き換えているのは確かだろう。
「"学習"の方法」としてすすめているのではなく、「"理解"の方法」として
述べているなら決して的外れでもないと思う。 >>291
そういう読み方してたら、まだまだでしょ。
漢文も同じだと思うけど。
./ ̄ ̄ ̄\
|.. | 訓読のほうが精密な解釈ができるとおもっていまーす
|:::: ●) ●)| その議論はここで継続中でありまーす
m9:::::.....∀....ノつ http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1285247792/
(⌒) ノ 漢文を現代中国音で読むのが一番という音読ちゃんの返答待ちでとまっていまーす
キュム (_ノ 彡 漢文を現代中国音(普通語)で読むというのは邪道だな。日本語や日本文化の
一部と化した漢文にたいする冒涜だよ。福建人は福建音、広東人は広東語
日本人は日本の読み方で読むのが一番なんだよ。
本来漢字というものは、その漢字が持つ意味に対しては厳格でなければ
ならないけど、読み方に対しては各地方の方言に委ねるというのが一種の
伝統なんだよ。
そういう事情も知らずに、中国語(普通語)の読み方こそ正当という主張を
する人達は、教養が欠けているとしか思えないな。
英文を直読直解できればそれにこしたことはないがF.O.Rのように品詞分解して解読していく昔ながらの
方法はリーディングの初歩にはありだとおもう
291さんじゃないけどね 「品詞分解して解読する」のと、「返り点を打っていちいち日本語に置き換えて考える」のとは別の話だろ >>293
そりゃ、分析するときはいろいろでしょ。
例えば、日本語の現代文でもズラズラ読んでって、つっかえるとこは、
解釈、解読するために色々分析するでしょ。
だけど、自然に読める時は、スラスラ論理、話の筋道に添ってスーっと入ってくる。
それと同じこと。何語でも一緒だと思うよ。
色々、レトリック駆使してる難解なとこは分析しないと難しいけど、
そうでない自然な話の流れでは、頭から無分析にそのまま読めて、
その言語が身に付いたってかんじじゃまいか
./ ̄ ̄ ̄\
|.. | >>297 いやいや、つっかえずすらすらとただ『読む』んであれば国破山河在はコクハザンガザイって
|:::: >) <)| 読んだってかまわんよ、それでコクハザンガザイって読んだとたんに内容が頭に浮かべば別に
ヽ:::::::.....∀....ノ 現代支那音で読もうと日本音読みでやろうとかまわんわ、それは趣味の問題だ。
( つ旦) 話の筋がスーッと入るってのがいかがわしくてさ、その入った筋は厳密には違うかもしれんが、
と__)__) そこを見ない振りしちゃうのが音読ちゃんの悪いところだ。
ついでだからあなたもhttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1285247792/の
画竜点睛で龍はどうやって天に昇ったか、音読側の論客としてなんか書いてきなさいな
>>298
いやいや、ほぼ同意だから何も言うことはない。
ただ、カーヴィヤとか四六ベン麗体などのレトリックを多様したものと、
平凡な通信文とか口語などは別だよ。
そこを一緒にしちゃ話にならない。
平凡な通信文とか口語などをスーと読めないようじゃどうしようもないでしょ。
/ ̄ ̄ ̄\ そりゃ老舎や巴金に返り点うって読んだら滑稽だわ
|.. | あと、国訳漢文大成の水滸伝の訓読は滑稽だとも思うわ
|:::: ●) ●)|
ヽ:::::::.....∀....ノ 訓読というのは、音読のようなただ読むってこととはちがって、
( つ旦) そこにどう解釈するかまで含まれているものだと考えてるから
と__)__) すこしステージの違うものだと思ってるので同列に論じるのには
無理があるとおもってるの。
同列に論ずべきなのは
1・・・支那現代音音読
2・・・支那当時音を復元して音読
3・・・日本語音読みで音読
こういうのならどれがいいかって議論できるだろけど、訓読は上記三種とは
まったく違うもんだと思ってるので優劣つけるべき対象じゃないと考えています
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/::. ソ .::;;ヽ
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巛巛ミ人ミ彡巛彡从ミ巛ミ人ミ》》》》
巛彡巛彡从ミ》彡彡巛ミ人ミ彡ミ从》》
>>302
凄い!
論理的で説得力のある説明ですね。 二畳庵先生の文章を素直に読めば、>>286の理解が一番普通だと思います。
もと外国語ではあるけれど、文字は輸入して共有、本朝のことばの訓みを充て、
仮名を考案しつつおくりがなを送り、漢字と仮名を読み書きの道具として
練りあげてきた先人の努力は、古代中国語の国語編入であって、たんなる翻訳
ではないと思う。
漢文訓読は日本語の成立に深く関わっていて、違う文字違う歴史の産物である
西洋語とひとしなみにあつかうのは無茶です。
古代中国語書き文字文は、ガイコクゴではありますが同時にニホンゴです。
「外国語」という字面だけにこだわって、英語と並べて扱うのは、読解と
日本語化に費やされた仕事量を無視している。乱暴すぎます。 キュムちゃん、また降臨してよ。
俺、キュムちゃんのウンチクのファンなんだよ。 やっと手に入れた。この本には誤解が付きまとってるな。
この本はぶ厚すぎるからやってもオーバーワークになるとか、基礎と書いてあるが難しいとか。
記憶するべきことが他の本の何倍も詰まってるという事はなく、講義調で説明が詳しいことと、
句法の細かいニュアンスの違いを説明したりしてるから、分厚いだけで、数カ月で一周することは難しくないと思うのだが。。。
「漢文の研究」より余程早く終わると思うが。 >>312
ねえねえ、漢文法基礎をしっかりとやれば、白文を読めるようになるの? >>313
君にそのセリフそのままお返しします。
”あっそよかったね”
てかこんな板ある程度が学問は言いすぎにしても学術に関心がある人しか読まないと思ったから
貴方のような幼稚な人がいて驚きです。
>>314
それだけでは読めないけどそうなる為の有益な第一歩のような気がします。
思うに学校や入試の漢文は句法さえ覚えれば合格点や及第点以上はとれると思いますが、
実際の漢籍を白分で読むには漢和辞典の熟語や単独の漢字の複数の意味(字が濃い意味だけでも)を
認知できることが必要だと思います。
はっきり言って毎日一定時間以上漢籍を読み込んでも数年はかかるでしょう。私は一生読んでいこうと思いますが、
この分野に特別な興味のない方にはトレードオフの関係を鑑みれば決してお勧めませんw
漢文を読む間にデートしたりw、金銭に直接結びつく時間、関心は確実に少なからず損なわれるでしょうから。
でも少しずつできる範囲で漢文に向き合っていくのはいいと思いますが・・・
./ ̄ ̄ ̄\ >>314
|.. | 白文に返り点つけて訓読したいですか?
|:::: ●) ●)| あほみたいに愚直な作業ですが、筆写してください。
m9:::::.....∀....ノつ 原典そのまま筆写してください。経だけじゃなく注疏入ってるやつのほうがいいです
(⌒) ノ 筆写を続けていけば、数ヶ月程度でだいたい読めるようになります。
キュム (_ノ 彡 書経はちょっとそれでも無理。春秋あたりなら白文読む訓練には一番簡単かも
写経のような一見無駄なような書き写しですが、これが無駄じゃないんですなあ
筆写ってかなりだいじー。
/ ̄ ̄ ̄\ 私の場合は読めるようになってから漢文法基礎を読んだクチなので、ああなるほどと
|.. | 理解すること多かったですのー。
|:::: ●) ●)| あとね、もう一冊、非常によろしい漢文訓読の参考書、これは大学受験用じゃなかったとおもうが
ヽ:::::::.....∀....ノ これも白文読解にすげえ役に立ったんだけど、書名を忘れてしまった。板橋の加賀あたりの図書館にあるはずだ。
( つ旦) >>316
と__)__) ここはね、中学生高校生もいるんだよ。全部が高い教育を受けてるわけじゃないのだー。
だから腹を立てることはないのだー。
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