>>115
「樵に赦(す)てらる」は、>>112さんが説明されてるとおり珍しい読みですね。

例えば、罪を犯した者を問題として取り上げず、許して放置することを「捨て置く」と言います。
この「捨て置く」は「捨てる」という意味ではありません。
この訓読を作った人は「赦」という中国語を「捨て置く」という意味の「捨つ」に訳して読んだということです。
ですから、この読み仮名の「すてらる」は「捨てられる」の意味ではなく、
「捨て置かれる」の意味で、それは恐らく文脈から判断できるのでしょう。
まだ切ってないのなら、生えてる木を捨てるというのもおかしいですし。
そこを、ちゃんと「捨てられるではなく、捨て置かれる、放置されるの意味に取れるか」を試すひっかけ問題なのではないかと想像します。
なんだか漢文というより、「捨て置く」という日本語を知ってるかという問題のようにも思えますね。

音が似ていたから使っただけの音通の文字は
特殊なのは注がつくでしょう。
自分が知ってる音通ではなく、注もないとなれば、漢字の意味を優先させると考えて割り切るといいんじゃないでしょうか。