>>358
徒然草188段に、同工異曲のエピソードがある。
ただしこちらは流鏑馬じゃなくて、法師だが。
(法師になるために、まず説教してまわる移動手段として馬を習うことから始め、
仏事の後の余興に必要だろうと謡曲を練習し、この二つにハマってるうちに年取って
肝心の経典の勉強をするひまなく終わった男の話)

思うに、この徒然草の一節を間違って教わったか、あるいは記憶違いして覚えているか、ではなかろうか。
というのは、あなたのおっしゃる内容だと、単なる
「どんくさい人が、習い事をして、結局ものにできなかった話」
でしかないわけで(弓も乗馬も、流鏑馬には直接必要ななスキルである)
格別な教訓も面白みもないように思われるから。わざわざ書き残すような話には思えないんだ。

とか言って、私などよりずっと学識ある人がさらりと出典を示してくれるかも知れず、
そのときは、間違い呼ばわりしたことを正直にお詫びする所存。