訓読は日本語で表記できなければ意味がない。
そのために、万葉仮名も開発されたし、のちには平仮名、片仮名も開発された。

日本語表記に於いて、助詞と助動詞は仮名で表記することは常識。

政治や法律の草案などで、血気盛んな者が、急いで書き記した資料には、折に触れてその規則を破る例が多く、
可しと漢字で書いてしまうばかりか「可かる」ですらなく「可る」と書いてしまう誤りまで見られる。

それらは血気に逸るあまりのものであれば許容の範囲内だが、漢文を学ぶ際、漢文を論じる際にそのようなことをしては、失点を付けられても仕方がない。
誤りを指摘された際には素直に反省すべし。