繁体字は「中国国語」における正體字。

「中国国語」とは…
 従来の官話の名を改めたもので、中国大陸を中華民国が統治していた時期に国語運動を通じて
規範が整えられた。北京語音を標準音とする。

標準中国語を指して初めて「国語」という語を使ったのは清末の呉汝綸であるとされる。
呉は1902年に日本を視察し、明治維新後の日本の国語統一政策に感銘を受け、
帰国後北京語を標準とする国語を実施するよう管学大臣・張百熙に意見書を送った。

1909年に江謙が官話の名を国語に改めるよう提案し、国語編審委員会が設置された。
1911年には国語の統一基準作りのために調査研究を行うとする「統一国語辦法案」が通過した。