0593名無氏物語
2019/07/30(火) 23:16:20.33ID:hRQY/Mmk我流の説を打ち立てるも、漢学権威・専門家からは容れられず。
<白川は、甲骨文字や金文といった草創期の漢字の成り立ちに於いて宗教的、呪術的
なものが背景にあったと主張したが、実証が難しいこれらの要素をそのまま学説とす
ることは、吉川幸次郎、藤堂明保を筆頭とする当時の主流の中国学者からは批判さ
れ、それを受け継いでいる阿辻哲次も批判的見解を取っている。>
<白川は、殷周代社会の呪術的要素の主張に加え、万葉集などの日本古代歌謡の呪術
的背景に関しての論考もしているが、専門家の支持を受けているとは言いがたい。>
<中国古代学者で東京大学名誉教授の加藤常賢 (1894-1978) は、晩年講義で白川の
『漢字』を罵倒していたといわれる。>