なんで「蹴る」だか下一段活用なのか? [無断転載禁止]©2ch.net
確かに使用する頻度が低いのに一つだけ独立した活用形なのは謎すぎるよね けらず きりて ける ける ければ けれ
こらず きりて ける ける ければ これ
‥こういうのもナンだからなぁ 他にも下一段活用の動詞はあったけど歴史に残る前に消滅したのかな 変格活用、下一段活用、上一段活用、というのは、
英語の動詞で言うところの「不規則活用」のこと。
つまり、本来であれば、動詞は三パターンの規則活用をするはず。
ア・イ・ウ・ウ・エ・エ
エ・エ・ウ・ウル・ウレ・エヨ
イ・イ・ウ・ウル・ウレ・イヨ
その規則活用に従わないタイプの活用に、特別に名前を付けたのが下一、上一、カ変、ナ変、サ変、ラ変。
英語の不規則活用動詞もo(a)ught型、i-a-u型、i-o-en型、o(a)w-ew-o(a)wn型、同形型、o(u)-a-o(u)型、show型などがありますが、それと同じです。
カ行で不規則活用をするのは「来」と「蹴る」
「蹴る」ケ・ケ・ケル・ケル・ケレ・ケヨは、ずっとケという一音を保ち、下一段と名付けても合理的だったため、
「カ行変格」の名は「来」に譲った、ということでしょう。 >>4
使用する頻度が低い?
かなり頻繁に使われる語だけど。
「蹴る」だけでもよく使われるし
「蹴つまづく」「蹴まとふ」「蹴あぐ、蹴あげ」「蹴出だす」など他の語と一緒に使われたりもした。 下に示した規則変化の三活用に当てはまらないからです。
★あ・い・う・う・え・え(四段)
★い・い・う・うる・うれ・いよ(上二段)
★え・え・う・うる・うれ・えよ(下二段)
「走る」「食ふ」「給ふ」「奉る」「笑ふ」「歌ふ」「詠む」「置く」「泣く」
これらはよく使う語ですが、規則変化の三活用に従います。
「見る」「死ぬ」「す」「在り」「着る」「侍り」「おはす」「来」「蹴る」などもよく使う語ですが
不規則変化の活用(変格・上下一段)です。